風水と八角形について
「風水では八角形鏡は縁起が良いと聞いています。縁起が良いというのは本当でしょうか?」
よく同じような質問を頂きます。
「風」すなわち空気と「水」は、私たちにとって欠くことのできない基本的なエネルギーです。
このエネルギーが、どのように動き、どう影響しているのか?
風水学は自然に対する深い洞察と観察から生まれたもの、
自然界のエネルギーのバランスを整えて、「暮らしやすさ」を追求していく環境づくりの処方箋と考えられます。
風水では、八角形は、陰と陽の中間の形、あるいはその両方を合わせた形であると考えられています。
陰と陽というのは、風水の陰陽説でいう宇宙観のことです。
陽は円形を指し、陰は四角を指しますが、八角形はその中間の形です。
八卦では八方位、つまり東、北東、北、北西、南東、南、南西、西で吉凶を説明しますが、八角形はその8つの方向に広がる形、つまり宇宙の形であると言われています。
陰と陽の中間である八角形は鬼門に対して柔軟に対処できる。
すなわち八方位に気を配り、エネルギーを引き寄せ、守りを置いて身を守ることが出来ると言われています。
尚、余談ですが、日本でも昔から八は末広がりで縁起がよいと言われてきました。
又、キリスト教の教義では、8は霊魂の再生、復活を表す数字とされてきました。
いずれにせよ、八という数字は古今東西を問わず縁起が良い数字のようです。
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